2025.02.03

今日は節分!

2月3日、今日は節分ですね。豆まきをするご家庭、しないご家庭も様々ですね。

入谷家では恐らくやることになるでしょう。我が家では誰かがお面を被って鬼役になることは

ありません。あくまで鬼がいそうな・・・という空気感で鬼と豆で戦うのです。

江戸時代のお話で、豆まきをした男が吃音症(どもってしまう)で、

「ふ、ふ、ふ、ふくわうち、お、お、お、おにわ、わ、わ、わ・・・」とやっていると、

玄関のところまで出かかっていた鬼がまた戻ってきて、「一体どっちなんだ、早く言ってくれ!」と

せき立てたと言うのがあります。煎った豆をぶつけられて逃げ出すと言うことからも可愛いけれど

聞き直したところにまた愛嬌があると思いませんか?鬼を英語に直すとdevilとかdemonになり

恐ろしさが格段に増しますので鬼のパンツを履いた鬼でちょうど良いかもしれません。

以前、その豆まき中にぎっくり腰になった方を外来で見たことがあります。そんな激しい豆まき

だったのでしょうか?このぎっくり腰冷やした方がいいでしょうか?温めるべきでしょうか?

みなさんはどうしていますか?実は怪我をした際は最初に冷やすのが基本なのですが、ぎっくり腰

の場合はほとんどの場合温めた方が楽になるのです。腰の奥にある椎間関節を捻挫したり、椎間板に

亀裂が生じたりした時は温めた方が良いのです。椎間関節や椎間板を怪我した時は、周囲の筋肉が

痛みのせいでギュッと締まり、縮んだ状態になるのです。これによって腰痛がさらにひどくなるので

筋肉を温めて血行を良くして筋肉性の痛みを和らげるべきなのです。一般にぎっくり腰は安静に・・・

と思われがちですが、腰痛診療ガイドラインでは急性腰痛には安静よりも少しでも動いている方が

早く治ると示されています。ケースにもよりますが、寝込まずに少しでも動く方が良いようです。

ぎっくり腰になった鬼さんも寝込まない方がいいですよ〜