2024.08.25

歯と口の中の健康

昨日は歯ブラシの日(8/24)ということで歯周病関連のお話をしました。

大阪で勤務していた時に、腹部大動脈瘤の手術の際に病理の先生が血管壁の

中に細菌がいるかどうかの検査・研究をされておりました。血管の病気にも

関連するということを目の当たりにしました。また、有名なのは、高齢者に多いの

ですが、誤嚥(誤って喉頭、気管に飲食物や唾液などが迷入すること)の際に

歯周病の原因菌が肺の中に入り込んでしまうと、肺の中で炎症を引き起こし、

咳嗽、発熱、呼吸困難に陥り、免疫が低下いている方、抵抗力の弱い方などでは

命を落とす状態にもなりかねません。たとえ若い世代であっても気管支炎を起こす可能性

はあるのです。つまり「歯周病がある状態であれば全身の病気にもなりがちである」

ということを念頭におくべきなのです。

歯周病を治せば生活習慣病も改善しますし、生活習慣病を改善すれば歯周病にも

好ましい影響を与えるのです。つまりどちらか一方からではなく、一気に両方の治療を

行うことで、抜群の治療効果が期待できることを忘れずに、治療効果アップ!!を狙いましょう。