皆さん、歯医者さんに通っている方もおられると思います。

私は定期的に通院しております。その際に虫歯が偶然見つかり…ということもあります

この虫歯、「口内の糖分を養分として増殖する虫歯菌が排出する酸によって、

歯が溶かされる病気」なのです。歯に穴が開いてしまい、重症化するとどんどん

歯の内部へ虫歯が侵食し歯の欠損につながってしまうのです。

家族に虫歯が多いと遺伝のせいかと考えがちですが、虫歯菌は遺伝しません。

徳川幕府の14代将軍徳川家茂（いえもち）公は、虫歯のせいで定命が縮まったと言われています。

家茂公は、ようかん、氷砂糖、金平糖、カステラ、お汁粉などの甘いものをよく食べていたとか。

要するに超甘党であり、江戸時代なので歯のメンテナンスができておらず、32本中の歯のうち

1本の親知らずが脱落して残り31本のうち30本すべてが虫歯だったそうです。直接の死因は

脚気（ビタミンB1不足）由来の心不全といわれております。虫歯と脚気？と思うかもしれません。

虫歯で歯が痛ければ栄養が偏った食生活になることは想像できると思います。

親の生活習慣は子供にも影響を与えることは言うまでもありません。一家団欒で甘いものを

食べた際には歯みがきなどのケアを怠らないなど、家族皆で心がけると良いでしょう。

因みに今日は6月4日、虫歯予防デーです。