「ぼっち飯」は早食いに!
皆さんは食べる速度を意識したことありますか?私は超、超、超早いのです。職業柄なのかもしれません。私の食事スピードが格段に上がったのは医師2年目研修医の時です。今のように暖かく上級医からも扱われず、2年目だったらある程度はできるでしょう(今の研修制度からは考えられない)。と、かなりの仕事を任されました。特に、お勤めしていた国立札幌病院(現:北海道がんセンター)は心臓外科医でありながら救急がメインのような感じで、ICUの奥に医師が休む部屋があってそこに循環器内科、脳神経外科、心臓血管外科の当直3人がソファーで休んでいるのです。そこにホットラインがあって、鳴るまでそこで待ちます。寝ます。そこでご飯を食べます。今では考えられませんが、いろいろ処置がしたくて上の先生の当直を頂いてずっ〜と病院に寝泊まりするのです。上の先生はラッキー、我々下の医者もラッキー、双方WinWinの関係だったのです。今の研修制度では考えられないと思います。そんなこと研修医がしていいの?が毎日なので必然的にスキルが身につきます。医師として成長幅が大きかったのは2年目だったと思います。習慣化したのは日中、ホットラインがなって札幌市内でも遠くから搬送される場合であれば、すぐに出前を注文して急いで食べる癖がつきました。そうでなくてはしばらく食べられなくなるからです。「お前、食べるの早いな!」とよく言われました。なので、休日に当時お付き合いしていた女性とすき焼きを食べにいくと、食べる速度が合わないのです。美味しいのですが、気兼ねない速度でオムライス大盛りを食べている方が性に合っていたのでしょう(笑)。つまり早食いの癖がある人にはゆっくり食べて!と言ってもなかなか難しいのです。人と一緒ならば途中でおしゃべりもするので必然的にゆっくりにあるはずで、周囲のスピードにも合わせるはずなのですが(私はできませんが)、一人だと食べることに全集中して早くなるのです。福島の被災地で一人暮らしをしている人に肥満が増えましたが、一人で食事をしていることも大きいと考えられます。男性の一人暮らしは1人で食事をしているとうつの発症率が7倍になることがわかっています。食事スピードをゆっくりにさせるには、少し行儀が悪いのですがテレビなどを見ながら食べて見ると、興味があれば自然と箸が止まって食事スピードがゆっくりになります。また、歯ごたえのあるものを食べることでも早食いを予防できます。「とけちゃいそう」が褒め言葉になるなど柔らかい物を好む人が増えていますが、早食い、ひいては肥満への道だと知っていなくてはいけませんね。