2024.07.20

いくつになっても歩きたい

何歳になっても自分の足で自由に歩きたい。これは万人共通の願いではないでしょうか?

動ける体を持つということは長生きにもですが、元気に長生き=健康寿命に密接に関わります。

ですが、残念なことに意識しなくてはその動ける体は維持できないのです。加齢とともに

筋肉は落ち続けてしまうからです。

中年以降(私もですが)、なかなか痩せない、逆に太りやすくなった・・・と思っている方は

おられませんか?それは基礎代謝が低下して、必要な栄養素をエネルギーとして燃焼する能力が次第に

衰えて来るからなのです。基礎代謝低下の大きな原因は、筋肉の衰えによるものです。

30代から筋肉は減り始めますが、40代でさらに加速します。60歳以降になると、運動習慣が

なければ1年で1%の割合で筋肉量が減っていくと言われています。

高齢者が入院して2週間ベッドで横になっているだけで足の筋肉は2割減少します。そう、入院して

肺炎、脳卒中の治療をしたことによって寝たきりになってしまうのです。因果なものですね・・・

加齢とともに筋肉量が減り、筋力が低下することを「サルコペニア」と言います。

サルコペニアになると、死亡リスク、介護リスクが上がり、がんになったときの生存率は下がり、

手術時の死亡率は上がることがわかっています。動ける体を保つことは長生きに直結しているので、

40歳になったら貯金だけではなく筋肉貯筋を心がけなくてはいけませんね。