お酒と上手な付き合い方
呑まないとやってられねーよ!という方多いのではないでしょうか?物価は上がるし給料は据え置き。
じゃあどうやって生活すればいいんだ!総理大臣!どうにかしてよ!という気持ちの方も多いのでは?
お酒の話題はこれまでも何度もブログに書いてきました。アルコールは日本酒換算で1合くらいまで
であったら健康に良いことがわかっています。それはなぜか?善玉コレステロールのHDLコレステロール
が増えて、血液がサラサラになり固まりにくくなり、心筋梗塞や脳梗塞が減るらしいのです。ですが、
2合以上超えて飲む人は逆にHDLコレステロールが減り中性脂肪が増えて悪影響を及ぼします。
お酒の量が増えると朝方の交感神経活発具合が強くなり血圧が上がり、さらには血小板(傷の蓋をする)
が頑張りすぎて血液がドロドロになってしまい、朝方に脳卒中や心筋梗塞が増えてしまうのです。
海外の研究では赤ワインを飲む人は循環器疾患が少ないことがわかっています。フランス人は典型例
ですが、心筋梗塞が少ないことが言われています。日本人は?というとワイン消費量が少ないので
エビデンスの構築が無いようですが、焼酎をよく飲む人に死亡率が多岐ことが言われています。
私は外来で蒸留酒(焼酎やウイスキー)の適量飲酒飲を勧めていますが(無理に飲まないで下さい)、
ビールや日本酒などの醸造酒を飲んでいる人の方が死亡率が高いと思っていましたが、実際には、
焼酎のみとか1杯目はビールでそれ以降は焼酎の方が死亡率が高いのです。これは焼酎が体に悪い
というわけではなく、焼酎好きの方は飲み過ぎになりやすい可能性や、醸造酒から蒸留酒に変更を
せざるを得ない生活習慣病のために死亡率が高くなったのでは無いかとも推測できます。やはり、
お酒は種類よりも飲む量とくに純アルコール量であることを忘れずに、お酒を楽しみましょう!