かぜに思うこと
昨日は書きすぎたかな・・・と正直思いました。
ですが、私の本心であり信念でありクリニックの方針なので包み隠さず記載しました。
私自身待つことは大嫌いなのです。だからおいしいお寿司屋さん、ラーメン屋さんとか
大体待つじゃありませんか・・・だから行かないのです。
ですが、予約制で外来していても30分以上お待たせしてしまうこともあり、大変心苦しいことも
多いです。そんなときは受付で外出をお勧めしたりもしております。申し訳ありません。
初診のかた・発熱外来のかたは予約ができないので基本お待ちいただくようになってしまいますが、
ここ最近、風邪の人が多くなったなぁと感じます。新型コロナウイルス感染症が猛威を振るっていた
時(現在も少なくなっている印象ありませんが)には、ほとんどかぜをひかなかったのに・・・
と仰る人も多いです。それはなぜか?やはり新型コロナウイルス感染症が5類になり感染対策が
甘くなったという現実に由来すのではないでしょうか?
特に新型コロナウイルスの1~3波の時は、風邪などひこうものなら・・・という空気感が充満していた
のではないでしょうか?日本人はこの空気感に左右されることが多いと思います。私もですが。
風の一般的な定義として自然寛解するウイルス性の上気道感染症のことを言います。
上気道症状といってもわかりにくいですよね。咳とはなみずとのどの痛みです。この3症状が同時期に
同程度存在することが特徴です。
風邪を引き起こすウイルスもアデノウイルス、コクサッキーウイルス、RSウイルス、エコーウイルス、
ライノウイルス、コロナウイルス、パラインフルエンザウイルスなどなどがあげられます。
それぞれ引き起こされている症状によって対症療法するしかないのですが、ご相談いただけますと幸いです。
先日、妊娠15週の妊婦さんが来院されました。授乳中・妊婦さんに100%安全な薬はありません。
結局処方しなかったのですが、意にそぐわなかった表情が印象的でした。申し訳ありません。
投与するとしても薬の全身投与はなるべく避け、局所投与にすることが原則なのです。短期作用の薬剤を選択し
本当に薬が必要な病態ではないことが多いので、そもそも投与が必要かどうか吟味する必要があります。
最も安全なアセトアミノフェンであっても、妊娠中の投与で動脈管収縮や停留睾丸の発症率上昇、
出生後の喘息を増加させるリスクが指摘されているので、私としては正直処方するのが怖い印象です。
産婦人科の主治医の先生にご相談していただく方がよいと思います。