2025.05.12

そろそろ、あの時期が来ますなぁ

毎年、毎年これからのシーズン梅雨が開ければ本格的に熱中症の時期がやってきます。

熱中症での死亡事故も稀ではありません。15〜19歳のスポーツ活動中のことも多々あります。

特に屋外競技であれば、気温の急上昇に伴って熱中症のリスクも高くなっていますので注意が必要です。

夏の体になる!つまり夏に強い体にすることを暑熱順化(しょねつじゅんか)と言います。夏の

スポーツ活動で高いパフォーマンスを発揮するためには、必ず暑熱順化を行なっていく必要があります。

その暑熱順化こそが熱中症対策になるのです。夏だからこと暑さを味方にして練習に励むことが大切

なのです。無理は禁物ですし、熱中症の症状(痙攣、脱力感、体温上昇、嘔気、頭痛、応答が鈍いなど)

があれば、速やかに対処もしくは当院にご相談ください。

どんな時に熱中症に気をつけるべきか。6つのPointがあります。①睡眠不足 ②風邪ひき中 ③発熱

④下痢している ⑤喉の痛みがある ⑥朝食を抜いている これらに注意が必要です。

また、夏の体にすることは可能です!暑熱順化をするわけですから、暑い環境を利用して(エアコンの

聞いた部屋では無理)、できるだけ暑い中で活動する(最低でも3日に1回は行う)、弱い強度から徐々に

運動強度を高めていく。その他は水分をしっかりとっていただく。短い時間から慣れることを始めて、

徐々に時間を伸ばしていく方針とします。暑熱循環を始めると汗がたくさん出てしっかりと塩分が入った

水分摂取を心がけるべきです。この塩分入りの水分ですが、栄養成分表示というものを見ながら大体

100ml当たりと記載があるので、塩分濃度を0.1〜0.2%程度のスポーツドリンクを用意すべき

なのです。冷たすぎるのもダメで、5〜15℃程度の冷水が良いとされます。

これからのシーズン、畑や田んぼで頑張る人、体育館内の部活で頑張っている方も参考になればと思い

熱中症を今日のテーマにしてみました。