2024.11.11

なぜ野菜を食べるのか?

先日、食卓でサラダを食べていた時のこと。我が家の次男シュンシュンは野菜をあまり

食べないのです。そして「なんで野菜を食べなくてはいけないの?」と核心に迫る質問。

野菜を食べるのは大切であるということは、皆さんもちろんご存知ですよね。さらに、

野菜に含まれる主な栄養といえば、5大栄養素の「ビタミン」と「ミネラル」と思う方も

多いはず。一番有名なビタミンと言えば?・・・・ビタミンCではないでしょうか。

ビタミンCは水に溶ける性質があるので水溶性ビタミンと呼ばれています。

ビタミンCが欠乏すると、出血時に血が止まりにくくなる「壊血病」と呼ばれる病気に

なることが知られています。ですから昔の船乗りたちは何日も新鮮な野菜や果物を摂取

できないので、ビタミンCの欠乏を起こしてしまったのです。その後、レモンやオレンジなど

柑橘類が壊血病の予防効果があるとして出港の前に柑橘類を積んだそうです。

野菜にはビタミン・ミネラルの他にも糖質や脂質をおく含むもの、枝豆のように

タンパク質を多く含むものもあります。アボガドは脂質が多く、根菜には食物繊維が多く

整腸作用が期待できます。野菜を食べるときにはたくさん噛みますよね。その咀嚼の際に

エネルギーを消費する働きもあります。食事誘導性熱産生と呼ぶらしいのです。

同じ栄養量の食べ物を栄養剤としてただ飲むよりも、しっかりと咀嚼して食べた方が、

食事でエネルギーを消費するのです。サプリで取ればいいという単純な話ではありません。

テーブルの下ではシュンシュンからレタスをもらって食べているポンポンがいます。

シュンシュンとポンポン、補完しあって生きているようにも思えます。