なんで足がつるの?
この話題、実は4月にしたばかりなのですが、結構外来でもどうしたらいいの?とか漢方しかないの?
などなど質問されることが多いのです。前回はビタミンK2のサプリがいいとブログに書きました。
でも誰も、その内容には反応してくれていません。涙。つまり訳のわからんサプリには手を出さない
ということなのです。もっと予防や対処に詳しく記載すればよかったのか!ということで本日は
リベンジいたします。「足がつる」やふくらはぎの場合は「こむら返り」と言いますが、この病態は
まとめて「筋痙攣(きんけいれん)」と呼びます。筋痙攣は自分では筋肉に力を入れていないのに、
激しい痛みを伴いながら、勝手に筋肉が収縮する症状のことを言います。50歳以上になると、
ほとんどの人が睡眠中に痙攣を経験しているとの報告もあります。筋肉の収縮を弱める指示を脳や
脊髄にフィードバックできなくなると、常に筋肉は強く収縮し続けてしまうのです。特に、筋肉が
疲れている時や、脱水時、温度差が大きい時などに起こりやすく、またなりやすい人とそうでない人
がいます。予防にはテーピングやサポーター、バランスの良い食事。ミネラルを含む水分を摂取。
バランスよく筋肉を鍛えておくこと。また砂浜などの不安定な地面でのトレーニングも効果的です。
筋痙攣を起こした後の対処は、とにかく起こしている筋肉を伸ばすこと。筋肉を温めること。
脱水がある場合には、スポーツドリンクなどで水分摂取を行うことです。
私は外来でよくいうのですが、飲み過ぎは良くない(おしっこで起きてしまうので)のですが、
寝る前に麦茶を飲むことをお勧めしております。筋肉の収縮に必要なミネラルが豊富だからです。
保険?お守り?として漢方の芍薬甘草湯を枕元に置いておく方法もありだと思います。お困りの際は
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