やせててもメタボ!?
昨日の話題の続きです。やせ型の糖尿病予備軍の女性を詳しく解析していくと、糖を取り込む「筋肉」が少ないだけでなく、血糖値を下げるホルモンのインスリンの作用が低下した状態であることも確認されました。これを「インスリン抵抗性」と言います。本来は私のような肥満者にみられるのが特徴なのです。それが、やせ型の女性にも起こっていて糖や脂質の代謝にも異常をきたす「メタボリックシンドローム」のような病態に陥っていることがわかりました。いわゆる?「やせメタボ」です。なんだか「あたたかいかき氷」みたいな響きですが・・・脂肪は体の中でエネルギーのタンクである皮下脂肪や内臓脂肪などの脂肪組織に「中性脂肪」として蓄えられています。そして空腹になると、エネルギーとして使うために中性脂肪は遊離脂肪酸に分解されて血液中に放出されます。この脂肪の貯蔵や血液中への放出をコントロールするのがインスリンなのです。血糖値を下げるだけではないのですよ!すごいですね。しか〜し、私の体のように肥満体になるとこのタンクが一杯になっているので、インスリンが十分に作用しなくなり、血液中に遊離脂肪酸が溢れ出してしまうのです。それが肝臓や筋肉に蓄積してしまって、さらにインスリン抵抗性をもたらしてしまい、血糖値の上昇を招くと考えられています。肝臓に脂肪が貯まるつまりフォアグラ状態を「脂肪肝」というように筋肉に脂肪が溜まった状態を「脂肪筋」と呼んでいます。「え〜私脂肪筋じゃな〜い??」時になった方はMRIとMRSという特別な検査が必要になります。残念ながら当院ではできません。ですが、中性脂肪値の高い方は要注意!すこやか健診していないわ〜という方は是非当院で血液検査を受けてみてください。糖尿病のリスクを下げるには筋肉を増やすことが重要であることが昨日と今日のブログでご理解いただけましたでしょうか?特に食事はタンパク質を増やして3色しっかりと食べましょう!そして運動は階段の上り下りを積極的に取り組んだり、早歩きなどを心がけると良いでしょう!