2024.07.19

コレステロールの薬はいつ飲めば?

先月からの診療報酬改定で生活習慣病(糖尿病、高血圧、脂質異常症)に対しての療養計画書を作成

することになり、患者様には治療を見直していただき、治療の目標設定をお願いするようになって

少し煩わしくなったのではないかとお思います。私としては今までそう言う話に触れていなかった

と言う人も残念ながらいらっしゃって、新鮮な気持ちで振り返る機会をいただいたようにも感じます。

その生活習慣病の中でも脂質異常症は単独よりも合併している方が多いように感じます。

以前でいう「高コレステロール血症」ですが、処方の機会が多い薬剤で、比較的安全に使いやすい

薬剤なので「血液検査で高かったからコレステロールの薬を出しておきますね」と一言言われて、

今に至りますと心配されて当院に受診される方もおいでます。今回の療養計画書などがなければ、

服薬目的、服薬方法も副作用も説明がないまま2、3年経過していることも多くあります。

勝手に辞めてしまっては今までの努力が無になり、もったいないことです。

コレステロールの薬は確実に動脈硬化を予防して心筋梗塞や脳梗塞の発症リスクを下げます。

以前も話したことがありますが、メバロチンやシンバスタチンは夕方内服、ロスバスタチン、

アトルバスタチンはいつ内服してもOKですが、一番大事なのは確実に内服し続けることです。

生活習慣に合わせて服薬しやすいタミングで処方しますのでご相談ください。