サウナに憧れるのはやめましょう
憧れるんだったら、行って入ればいいじゃん!というのが結論です。
私自身、サウナに入るために銭湯に行くということはありません。
宿泊したホテルにサウナがあれば必ず利用しますが・・・その程度ではサ道・サ活とは
まだまだ言えません。憧れているのは中高年の男性(女性でもいいです)が汗を流し、
爆熱ロウリュに耐え、その後に水風呂にバシャーンと飛び込んで、「あーーととのった!」
という一連の行為です。一見、体に悪そうなのですが、どうなのでしょうか。
サウナはフィンランド語で、サウナ関連の論文もフィンランドから多く報告されています。
実は、フィンランドで起きた1,631人の急性感症候群や心原性心停止のうち、サウナで起きたのは
わずか1.8%と低く、ほとんどが心臓疾患の既往、アルコールの摂取と深い関係があったようです。
実際のところ、サウナは軽いジョギングと同じくらいの負荷がかかると考えられています。
2,315人のフィンランド人を20年追跡調査したところ、日常的にサウナに入っている人は
新血管イベントや突然死の頻度が有意に低かったと報告されています。このほかにも、関節痛や皮膚病
降圧作用や慢性心不全への効果を示した報告もあります。なかなか、サウナやるな!と思いますよね。
どうやら、サウナの高温にさらされることでヒートショックプロテイン(HSP)という物質が作られる
ためと言われています。2018年の研究でサウナに60分入ることを8週間続けた健常人と何もしていない
健常人の血液をとって細胞と培養すると、サウナ群の細胞は抗炎症作用が明らかになりました。
他にも、紫外線によるよる皮膚のメラニン産生も抑制することが知られています。なんと、サウナが
美容にも効くらしいのです。女性にもバッチリですね。
ただし頑張りすぎるのは良くありません。我慢大会ではないのですから・・・
サ道・サ活は楽しく健康にが一番ですね。やはり憧れますなぁ〜〜