スマホとの付き合い方
2024年に一度このブログで暗いところ本を読んで目が悪くなったのか?的な話題をしたことが
あります。結論から言うとそんなことはないのですが…ただ私のような近視の人たちが年々増加
しています。日本で行われている最大級のコホート研究に久山町研究と言うものがあります。
九州の福岡市の隣にある久山町と言うベッドタウンの住人を対象とした研究で、2005年に
37.7%であった近視患者が、2012年には40.6%、2017年には45.8%に増加しています。
近視患者の増加は世界的な傾向であり今後も増加が予測されています。現在、私も含めて近視患者
が非常に多いために、メガネやコンタクトレンズを装着していても特別なこととは扱われません。
ですが、近視は眼軸(角膜から網膜まで)が延長することによって網膜や視神経が弱くなってしまい
近視性黄斑変性症や網膜剥離、開放性隅角緑内障のリスクとなるのです。近視患者が白内障が
起こりやすくなる一方で、白内障でも水晶体の屈折率が強くなって近視が進行することもあります。
最近はスマホを持つ小学生諸君も多いのですが、近視患者の増加にはスマホの関与が疑われています。
スマホでインターネットを使用するときには使用距離が平均32cmと短く、テレビゲームやパソコン
と違って携帯性に優れているので長時間使用してしまいがちです。利用時間と近視の間には明確な相関
はありませんが、データ使用量で解析すると高い相関が示されています。スマホの使いすぎで輻輳
(輻輳)つまり寄り目になっている状態が維持されるので内斜視となる現象が知られています。
これは小児に多く、30cm未満の近距離で1日4時間以上のスマホ使用を4ヶ月以上続けていることが
リスク要因となります。近視予防に有用な取組みとしては子供を外で遊ばせることです。6歳の子供に
授業後40分外で遊ばせると言う試験で、3年後の発症率が39.5%から30.4%に低下することが
明らかになったのです。遠くを見る習慣をつけさせることが近視予防になるのですね。
おじさんもポンポンとお外で遊びた〜い ちなみに私は室内でも遠い目をすることができます。笑