ダイエットの悩み
内科の外来をしているとたまに相談されるのがダイエットの悩みです。そもそも、私のような体をしているのにも相談してくるみなさん意地悪ですね(涙)・・・。私は〇〇を食べてはいけない!なんて絶対に言いません。恐らくそんなものもあるかもしれませんが、時には食べたいじゃないですか。だって自分も食べてしまうもの・・・だから患者さんには無理強いをしないようにしています。人間ですから悪くなったり、良くなったりはあるものだと思うのです。緩くコントロールしていきます。ただ、医学的には緊急的に治療をしなくてはいけないなと思えば、基幹病院にご紹介させていただきます。これだけは勘弁してください。話をダイエットに戻しますと、多くの人が悩むのが、糖質 or 脂質どちらを減らせば良いのか問題です。お米やパンを控えるべきか、揚げ物やこってりしたものを避けるべきなのか、これはダイエットに取り組む皆さんには死活問題でしょう。書店を見てみても好きなことを専門家風な人が書いた本がずらりと並んでいます。実は、これには答えがあったのです!知ってました?世界中で数多くの信頼できる研究が、この論争に一つの答えを出しているのです。それは、「長い目で見ると、減量効果に大きな差はない」というものです。2014年のJAMAという一流雑誌に掲載された論文では、どちらの方法でも1年後には平均して約7kgの体重減少が見られ、その効果はほぼ同じでした。このダイエット問題、何が鍵となるのか?皆さんは本当は気づいているのです。専門家が最も重要だと指摘するのは「どの方法を、あなたが無理なく続けられるのか」という点なのです。どんなに優れた方法であっても、続けられなければ結果は出ないのです。2018年に掲載されたJAMAの論文では中性脂肪が気になる人は糖質制限が、悪玉(LDL)コレステロールが気になる人は脂質制限が、それぞれ向いている可能性を示唆していました。どっちが優れているのかではなくて、「お米が好きか、お肉が好きなのか」といったご自身のライフスタイルに合わせて、続けやすい方を選択するのがコツなのでしょう!