2026.06.18

デジタルデトックスのススメ②

昨日の続きの話題です。スマホを見る時間やSNSの使用を減らすことは、認知機能や心身の健康に大きなメリットをもたらすことがわかっています。SNSの使用を1日1時間程度に制限すれば、不安やうつ、取り残されるのではないかという恐怖心が軽減されて、17〜25歳の若者では睡眠が改善されるとの研究結果もあります。別の研究ではスマホのネット接続を2週間遮断したところ、被験者の91%で精神的健康、生活満足度、注意持続能力が向上。これは加齢に伴って低下した認知機能を10歳若返らせたに匹敵するのです。社会的交流や運動、自然の中で過ごす時間も増加したのです。スェーデンの移民収容所で行われた研究で、収容者にネット接続できない携帯電話を支給して、行動を観察した結果、より時間をかけた意識的なコミュニケーションを取るようになっていたと報告があります。これは極端な例かもしれませんが、ダラダラ見るようにできているデバイスを排除することで注意や行動のパターンがほぼ即座に変わり得ることを浮き彫りにしています。しかも即効性のあるスマホ・ネット断ちですね。世界では自主的なスマホ断ちが広がりを見せています。デジタルデトックスを体験するイベントやツアーはオンラインの絶え間ない誘惑から離れるチャンスで、電力供給のないキャビンや田舎の静養施設などで読書やボードゲーム、料理、自然散策を楽しんで、ネット接続しなくてはいけないと言う強迫観念や投稿や返信をしなければと言うプレッシャーから逃れて小休止できるのです。簡単なデトックスは読書には電子ブックリーダー、寝室では目覚まし時計、通勤時に音楽を聴くのは専用の音楽プレーヤーを使うと言った方法です。Brick(ブリック)などスマホの使用を物理的に制限できるアプリをインストールしたり、スマホ画面をモノクロに切り替えて、脳の報酬系を刺激するドーパミンのループを断ち切って周流力を高めたりする方法もあります。スクロールに費やす時間が減って自由時間が年間1ヶ月間増えたら、皆さんだったらその時間をどう使いますか?今こそデジタルデトックスを意識して、充実した時間を取り戻してみてはいかがでしょうか?