2026.02.27

ポンちゃんと暮らすと健康に!?

循環器の医師である上嶋健治先生が2021年に出版した「犬と暮らすと健康になって本当?」という書籍、実は無茶苦茶面白い内容です。1冊丸ごと犬との生活ではないのですが、さまざまなエビデンスをもとに執筆されていて興味深い書籍です。上嶋先生も愛犬家ということでありこの本の表題にそそられて購入しました。上嶋先生は私も修行した国立循環器病センターで一時期をお過ごしになられていたので勝手に親近感が湧いております。先生は京都にお住まいで『流鏑馬、葵祭の頃の下鴨神社、礼の森はマイ・ベストスポット』とされています。犬と暮らすことに幸福感、運動の効用以外に何かがあるとしてエビデンスを調べていただいております。2019年のAHA(米国心臓病協会)のNewsで犬の飼い主は、犬を飼わない人よりも心臓発作や脳卒中で死亡する可能性が31%低くなるとされています。犬との対話でオキシトシン、セロトニン、ドパミンなどのハッピーホルモンの産生が亢進し、幸福感の向上に繋がり、ストレスホルモンのコルチゾールレベルを下げるのに役立つためです。米国一流病院であるMayo Clinicからも「犬の飼い主は、犬を飼わないものに比べて、喫煙を除く心血管系の健康因子の推奨レベルを達成しやすく、心血管系の健康状態が改善していた」と報告されていることを上嶋先生は取り上げていました。確かに私は、先生のようにきちんと季節を感じながらポンポンを散歩に連れて行くことはできません。ですが、自宅での対話、会話がハッピーホルモンを出させていることを実感します。金沢の冬は雨が多く、雪が降ったりもしますので思うようにお外に連れて歩くことができないのが残園ですが、これからの季節は可能な限り季節を感じる習慣をつけていきたいです。大学勤めの時には散歩の機会が多く1日1万歩を目標にしていましたが、現在はクリニックの中と昼の訪問診療で歩いて1日6千歩程度なのできちんと時間を作って散歩すべきだと思いました。上嶋先生は運動習慣をつけることにページを割いて説明がなされていました。確かに先生のお示した学会のエスカレーターはいつも混んでいて隣の階段はあまり使われていないことにも頷ける点が多くありました。非常に面白く興味深い書籍を皆さんにもみていただきたいと思います。Amazonでは売り切れでした…