マリリン・モンローのほくろ
Marilyn Monroe(マリリン・モンロー)さんが63年前の今日お亡くなりになった命日です。
私が生まれる前に亡くなっているのですが、今残っている写真を見てもセクシーです。恐らく
今ほど娯楽の無かった時代に1962年の不慮の死を遂げるまでに活動期間10年間ほどにすぎない
中で、出演した映画は総計2億ドル(現在の貨幣価値で20億ドルに相当)の興行収入を上げた
そうです。今でいう、〇〇坂とかAKBみたいな感じでしょうか?
艶やかな外見とは裏腹にモンローは子宮内膜症や子宮外妊娠、卵巣摘除、妊娠中絶6回など
婦人科以外にも虫垂切除、胆嚢摘除など外科手術、2度の骨折、潰瘍性大腸炎や肺炎など
恋も多いが病も多い女性だったのです。自殺未遂は4回しており、精神病で1954年以降は
アルコールとバルビタール(バルビツール酸系の睡眠薬)漬けの毎日だったようです。
1962年の死亡の際には遺体から致死量の10倍ものフェノバルビタールとペントバルビタールが
検出されたのですが、投与経路が不明であったり受話器を握っていたのに、通話記録がなかったり
と色々不可解な部分が多く、いまだに謎なのです。ジョン・F・ケネディの不倫相手だったとか?
CIA ,FBIが謀殺したのではないかなど色々憶測がなされています。
彼女の残された写真には左頬にホクロがあります。また、ない写真もあります。これは「付けボクロ」
らしいのです。一般に顔の付けボクロは定番とされるのは頬骨の一番高いところか、口角に近い
上唇の上とされていますが、モンローのホクロは彼女なりのセンスだったようです。
16〜18世紀の欧州では小さく切った黒いタフタや香料を染み込ませて赤い革を張る付けボクロが
流行したようです。フランスでは「ムーシュ」(蝿)、イギリスでは「パッチ」と呼ばれました。
日本でも「入れ黒子」という入れ墨があって、遊女の起請彫りが流行っていて、男の年の数だけ
ホクロや「〇〇命」といったものを含めて「入れボクロ」と呼ばれました。
漁師さんで刺青をしている人が多かったのですが、これは海難事故でドザエモンで発見された時も
自分とわかるようにしているマーキングなのです。〇〇命と書いているので、〇〇は奥さんですか?
と聞いてみたら、違うとのこと。モンローのような恋を多き男も根室にはいたのでした。