2026.04.22

ミスが多い!?

うっかりミスをしてしまう…それに気づいているだけでも素晴らしいと私は思うのですが。ミスはもちろん誰にでもあります。でも同じようなミスをなん度も繰り返すのはいかがなものかと思います。ミスを頻発する理由によっても対処方法変わります。もちろん、誰も好んでミスしているわけでもないのですが、できる限りセルフコントロールで回避すべきなのです。様々な機能を持つ人間の脳ですが、実は脳はいい加減で単純なところがあります。脳の認知を測る研究というものは年々、新たな知見が加えられていきます。その結果わかるのは「人間が物事をきちんと見るのは難しい」のです同じ現象を前にしても正反対のことを思う人はいるのですが、そのような判断や考え方の問題ではないのです。ただシンプルに、人は容易く「目の前の出来事が見えなく」なってしまうのです。脳がいい加減であるのかを実証した実験に「Invisible Gorilla」があります。これは、ハーバード大学のチャブリスらが行った有名な実験です。Youtubeにもありますので見てみてください。「selective attention test」という動画が出てきます。被験者が動画を見るのですが、白いTシャツと黒いTシャツを着た男女がバスケットボールをパスし合う動画で、「白いTシャツの人が何回バスを回すか教えてください」と文字が表示されます。ですが、ネタバレになりますが、本題はパスの回数なんてどうでもいいのです。動画にはシャツを着た人ではなく、ゴリラの着ぐるみを着た人が登場し、それに気づく事が出来るかどうかなのです。そんな単純な!と思うかもしれませんが、パスに気を取られてしまうと意外と堂々と登場するゴリラに気づかないのです。白チームのパスの回数を数えるのに集中していると、不思議なことに被験者の約半数がゴリラに気づかないのです。この動画のゴリラに気づけなかった人は、脳がいかにいい加減であるかを痛感できるはずです。脳がその程度であれば、ついついうっかりミスを繰り返すことぐらいは当然あって然るべきかもしれませんね。また、このうっかりミスが起こる原因として大きく二つに分けられます。1つは単純にぼーっとしていること。もう一つは、しなくてもいいものに注目して、本来注目すべきところを見ていない事です。つまり注意力が散漫になっているか、間違ったところにすごい集中力を発揮しているかです。周囲すべきところを紙に書くのもミスを減らす対策になりますが、ミスが多い人にメモをする人はほぼいません。ミスを回避する方法としてコロンビア大学のグラント先生が提唱する「イフ・ゼン・ランニング」というのは秀逸です。「もし(if)〇〇が起きたら、その時(then)は××する」というルールを予め決めておくというものです。もし〇〇をやる時には、必ずここに注意して、終わった後もここをチェックする!というルーティンワークにすべきなのです。何らかの努力がミスを減らすには必要です。ぜひ参考になればと思い本日はこの話題を取り上げました。