2025.12.17

モチベーションの維持

年末に限らずなのかもしれませんが、仕事やお勉強のやる気が起きずに、モチベーションが下がっているような状態は誰しも経験があるのではないでしょうか?ある行動をとった際に結果として得られる報酬(ご褒美)が大きいと期待されるときには、めちゃくちゃやる気が上がります。その人にとっての報酬はまちまちかもしれません。ですが、われわれ人間は(私だけかも?)できるだけ努力せずに、ご褒美だけをもらえるほうが嬉しいはず!ですが、短期的な快楽に流されずに将来を見据えて行動するつまり、成長を実現しようとする「くじけない脳」を育むためには計画的に小さな成功体験を少しずつ積み重ねることが不可欠だと思います。毎日のタスク(やらなければいけないこと)を細かく分割して達成することができれば、自分自身に小さな報酬を与える習慣を取り入れることで、「着実な努力」を肯定できるようになるはずです。でも努力って簡単に言いますが、なかなか難しいと思います。我々は行動を起こすときに「メリット」と「デメリット」を脳内で計算していますが、「やるぞ!」の際にはやらないよりもメリットが上回っている状態なのです。報酬を得るために必要となる労力や時間などのコストが大きい場合はやる気が大きく低下します。面倒だなぁ~と思うのもそのためなのです。ご褒美を予測してモチベーションを高める仕組みには脳内のドパミンが関与しており、ドパミンが報酬とコストの予測情報を伝えることで意欲が制御されるのです。これを利用して仕事や勉強の前に自分にとって魅力的なご褒美を設定する、または、小さな成功体験を記録して振り返る習慣を取り入れると、心の強さを保ち「くじけない脳」を育む効果が期待できるでしょう。やる気って難しいですね。やる気と言えばなんといっても、以前、「やる気!元気!いわき!」と言っていたピンクのスーツの井脇ノブ子元衆議院議員を思い出します・・・