2025.05.24

交感神経の話

皆さん、いきなりですが、ドリフのコントで雷様を覚えていらっしゃいますか?「え~知らな~い」

という、Z世代の皆様はgoogle先生に聞いてください。いかりや長介さんが黒、仲本工事さんが赤、

高木ブーさんが緑のコスチュームで話が進んでいきます。最後は高木ブーがずっこけるというオチで

終了というのがこのコントなのです。雷様なので鬼とはまた違いますが、今日の話題は鬼の話。

日本には赤鬼と青鬼がいます。なぜこの2種類なの?と思いませんか?これは赤と青が怒りや恐怖に

通じる色だからです。怒って顔が赤くなる人と青くなる人がいます。顔が赤くなるというのは

心臓が活発に活動して血液を押し出す量が増えているからだと思います。そのために皮膚表面に血液

がたくさん流れ込んでいることを示しております。血管自体は大きな変化もないはずですが、

心臓から顔の皮膚にたくさんの血液が流れ込むので結果赤く見えるのです。怒りという感情が、

交感神経を介して副腎を刺激して、アドレナリンというホルモンをたくさん放出するので、心臓が

活発に動くと推定できます。一方、顔が青くなる人は、皮膚に血液が流れ込まない状況となっている

と考えられます。怒りの管状で交感神経が強くはたらきすぎてしまい、皮膚の血管を強く収縮させて

しまった結果なのです。血管が縮んでしまうとアドレナリンがたくさん出ても血液は皮膚に入り込み

にくくなります。このように考えると、赤い顔で起こっている人は、怒っているけれどまだ、なだめる

余地がありそうです。一方の青い顔で怒っている人は、相当怒っていて、我を忘れている可能性が

あります。元上司で顔が白くなって怒る人がいました。その方は確かに我を忘れて怒っていましたね。

確かに怒るという感情は時にありますが、結局お互いつかれてしまうので消耗するだけなんですよね。

怒ってスッキリするのであればそれもいいかもしれません。私の中では怒りのバロメーター(顔の色編)

は、赤<青<白という3段階です。交感神経も忙しいですね~