2024.10.13
人は血管とともに老いる
ウイリアム・オスラー(カナダの医学者)は、「人は血管とともに老いる」という、
人の寿命は血管に左右されるという名言を残しております。このウイリアム・オスラーさん
は1849年生まれです。日本でいうところの嘉永2年。1853年に黒船が来航していますから
江戸の末期ぐらいの方なんですね。とても多くの名言を残されていて、ちなみに
「良き医師は病気を治療し、最良の医師は病気を持つ患者を治療する。」とか、
「3時間机で勉強するよりもベッドサイドの15分が勝る」これを江戸時代に言っていたなんて・・・
話は戻りますが、健康で長生きするのは血管をしなやかにするということです。
そのためには、糖尿病や高血圧、脂質異常症そして肥満症などの生活習慣病を適切に管理
することが重要なのです。生活習慣病なんて関係ないも〜んとお思いの方、いませんか?
実はここ10〜20年で糖尿病になる子供たちが増えているのです。もちろん遺伝的体質も要因で
あることもありますが、飽食の時代、体質に加えて様々な甘いものを口にしてしまい、糖尿病に
なってしまうケースも少なくありません。可愛いあまりになんでも与えてしまうことで、糖尿病を
発症してしまうことになるのです。通常であれば60台以降で見られる症状が、50代時には40代で
見られるようになってくることも大いにあるのです。いくら現在の習慣が心地よいとしても、
生活習慣を一度リセットして、適切な生活習慣を維持できれば血管には負担がかかりにくいのです。
まずは体重を管理し、生活習慣を規則正しいものへ変更する必要があるのです。