今年1年ご愛読?ありがとうございました。
昨年1月1日より開始しました。当院ブログですが、1日1話で本日365話でございます。
パチパチパチパチ!!誰も褒めてくれませんが、自分で自分を褒めてあげたいです。
「お前暇だから書いているんだろ!」「勝手にやっていろ!」などと否定的なご意見は
まだ耳には届いておりません。やってみると意外と大変なんですよ〜愚痴も書きました。
自分が勉強になったなぁ〜ということも書きました。でも本質は皆さんの生活に少しでも
お役に立てるのではないかと思うことを、書いてきたつもりです。見直すと「不定期だと思いますが」
と最初から逃げの姿勢で臨んできましたが、やり遂げたではありませんか!
来年ははっきりいってどうしようか迷っています。だって疲れるんだも〜ん。笑
明日、ブログがアップされていなければブログ活動を引退したと思ってくださいね。
今年、患者さんが困っていた症状、病気は百日咳でした。もちろん、オリンピックイヤー
なのでマイコプラズマ感染症が流行することは予想していたのですが、マイコプラズマの肺炎よりも
百日咳の咳嗽でお困りの方が10月ごろ多かったように思います。ところで問題!
咳が100日も続く感染症ってなぁ〜んだ? このフリからすると百日咳!と言いますよね。
百日咳はおそらく半数以上の人が百日咳菌が原因だということは知らないと思います。
喘息の重症型のことと勘違いしていたり、ウイルス感染症だと思い違いしていたりしています。
百日咳は乳幼児が罹患すると怖い病気です。ものすごい咳で発症して、ひどい場合は死亡するリスク
もあります。そのため国内では混合ワクチンの中に百日咳が含まれています。ワクチンのない
発展途上国では多くの子どもが百日咳で命を落としているのです。
さて百日咳という名前はなぜ百日咳なのでしょう?その名の通り100日くらい咳が続く病気として
認知されてきたからでしょう。でも実際の文献では成人例では54日、56日、24日、30日、34日・・・
といった感じで30日〜60日と考えて良いと思います。ただし、多くが15歳以上の百日咳であり
流石に100日も続かないよね〜ぐらいの感覚が正しいと思います。一方、小児や新生児の場合は
100日間続く事もあるので成人とは別物として扱わないといけないのです。
今年1年お付き合いいただきましてありがとうございました!良いお年をお迎えください!!