2024.08.29

今日は焼肉の日(8月29日)!

どんな食品も「この食品が体に良い!」と示すのは簡単なことではなく、

「肉が体に良いか?」を証明することも実はめちゃくちゃ難しいのです。

一般に体にいいですよ!と言っても、筋肉にはいいけど、肝臓には悪い。

脳にはいいけど、腎臓には悪いと言うことも起こり得るのです。

一般に、健康なタンパク源とは、魚介類、鶏肉、豆類、ナッツ、種などと言われます。

一方で、牛肉や豚肉などの赤い肉やソーセージやハムなどの加工肉は、どちらかといえば

健康にはあまり良くない肉に分類されることが多いと思います。それはなぜか?

2011年に報告されたメタ解析(20を超える研究が統合されたデータ分析)では、

赤い肉でも加工肉でも、その摂取が大腸がんの発症と関連していたことを明らかにしました。

1日あたり140gまでの摂取は、食べる量の増加と、がんのリスクの増加が正の相関をしています。

赤い肉でも加工肉でも同様の結果なのです。そのデータが根拠となって、赤い肉、加工肉は、

タバコやアルコールと並んで米国がん学会によりグループ1の発がん性物質になっているのです。

赤い肉や加工肉の摂取は、脳卒中や心筋梗塞、死亡リスクの増加と関連性も指摘されています。

産業界でも、Beyond Meatのように代替肉(フェイク・ミート)を開発する企業が散見されます。

今後は、代替肉がもっと浸透し、食品の主流になる可能性もあります。従来の赤い肉や加工肉を

食べる習慣がある方は、週に1度でも白い肉屋代替肉に変えてみることが、わずかかもしれませんが

病気のリスクを減らすことができる可能性につながると考えられます。

今日は焼肉!と思っていた方には耳が痛い話題でしたでしょうか?  ご参考までに・・・