今日は1月6日「寒の入り」です
今日から新年度のクリニックの営業が始まりました。今年もよろしくお願いいたします。
「寒の内(かんのうち)」は本日から始まる小寒と大寒を合わせた期間で、1年で最も寒い時季です。
我が家はテレビが故障中なので見ることはできませんが、よくこの時期は寒稽古をして、
心身を鍛錬する様子を見せていただく季節ですね。「寒さに負けるな!」と日本中少なくとも私には
喝を入れてくれるかのようです。寒稽古のように気合を入れて布団から這い出れば、身も心も引き締まる
冬の朝ならではの澄んだ空気を味わったかもしれませんね。
寒い寒いと言いながら、やはり気をつけたいのは突然死です。私には関係ないし・・・と思う方も
この時期ですから、皆さんが気をつけるべきだと思います。
突然死の定義は、症状が出現してから24時間以内の予期しない内因死つまり、心疾患や脳疾患などの
病気で亡くなることを言います。そんなの稀だとお思いの方、日本では年間10万人もの方が突然死
しているのです。これは日本人全死亡者の2割近くに
なります。このうち約6万人が心臓の異常が原因で心臓突然死をしています。
平均すると1日約160人もの人が心臓突然死しているのです。予兆があれば
どうにかなりそうですが、突然起こるので予防することが非常に難しいのです。
九州の福岡県久山町の住民を対象とした研究では、突然死の1位が虚血性心疾患や急性心不全など半数が
心臓疾患です。2位は脳出血やくも膜下出血などの脳卒中、3位は大動脈瘤破裂、解離性大動脈瘤などの
血管疾患が続きます。これら全ては血管の病気です。つまり、
突然死の9割は「血管の病気」とも言えます。血管の病気の原因の多くは動脈硬化です。
年初めに血管年齢を測定し、リスクを確認することも大事なのではないでしょうか?
いりたに内科かかりつけクリニックでは動脈硬化の評価として血管の硬さ、詰まり具合、
血管年齢を測定することができます。
もちろん年初めでご馳走をたくさん食べたならば気が重いとお思います、
コレステロールを測定し、動脈硬化のリスクを考えてみるのも
年初めにはよいのではないでしょうか?ご来院をお待ちしております。