今週は高血圧対策週間!(勝手に決めました笑)
にします。昨日もブログに記載しましたが、シニアの方の血圧調整機能は難しいです。
ですが、寒い時期の血圧調整とくに、血圧上昇は環境の整備や生活の見直しで改善可能です。
私は外来で積極的にお渡ししておりますが、血圧手帳に記録していただくと、生活の変化と
血圧の関係にご自身で気づくことが可能となります。
通院していただいている患者さんで、娘さんにプレゼントされた血圧手帳(豪華な)には
その日の歩数や内服をチェックできるようになっており、それだけを見ても「あぁイオンで
頑張って歩いたのね~」と一目瞭然と理解できます。
僕自身は、ノバルティスファーマ株式会社から紹介された
Dr.高血圧@LINEヘルスケアが秀逸です。患者さんもいろいろ「血圧のーと」と呼ばれるアプリ
を利用していたり様々な努力の結晶を垣間見ることができます。
ご自宅での血圧測定は勧めますが、血圧測定器がなければ話になりません。
お勧めは腕に巻くタイプです。手首タイプはお求めやすいのですが、若干血圧が高めにでてしまう
傾向にあるようです。通院中の方であれば外来にご持参いただき、院内で通常計測する上腕の血圧と
ご自宅の手首で計測した血圧と差があるかどうかを確認することも可能です。
やはり、寒暖差対策に勝るものはありません。以下の4つに注目です!!
①室内は常に暖かく保つ:暖房で食い閾が乾燥してしまうので脱水に注意が必要
②いつも温かい服装でいる:防寒の意味合いで、スリッパをはくことも
③体を冷やさないようにお湯を使う:手指が冷たい水に触れないように炊事洗濯はお湯で。
④脱衣所、浴室、トイレ、寝室は暖めておく:12~3月は入浴中の死亡事故、トイレでの死亡事故が圧倒的に増加しますので適切に暖房を使用することで寒暖差をなくしましょう。
「千里の道も一歩より」と言いますが、まずは血圧手帳や血圧記録アプリを利用してみてはいかがでしょうか?