低血圧だから朝起きるのが辛くて・・・よく耳にしませんか？

血圧が低いから朝なかなか起きられないのよね〜といった話題。

何となく若い女子に多い話題だと思いませんか？これ本当なのかなと考えました。

外来で実際血圧が低い方に朝キツくないですか？と聞くとほぼ100％大丈夫です！と

つまり、我々の想像だったのでしょうか？本人たちを差し置いて・・・

ここ最近の血圧基準は大きく改定されて、75歳以上の方を抜かして考えると

「血圧は収縮期血圧120mmHg未満、拡張期血圧80mmHg未満までコントロールする方が理想的」

と言われています。じゃあ本日話題の低血圧はどうなのでしょうか？

低血圧には３種類分類があり、

１。本態性低血圧：原因なく特に病的な状態ではないことが多い

２。起立性低血圧：立位になる瞬間に血圧が急激に低下し、立ちくらみや眩暈を引き起こす

３。症候性低血圧：基礎疾患に伴う低血圧で根本原因の治療が必要。

実際のところ、低血圧で朝が起きられないというエビデンスはなく、医学的因果関係もありません。

低血圧というよりも、サーカディアンリズムと呼ばれる生体リズム、自律神経のバランス、

本質的な睡眠不足や睡眠の質が影響していることが多いようです。この中の自律神経を考えると

夜に入浴やリラックスする方がよく、副交感神経が優位になり自然と寝つきが良くなります。

朝弱い方は、まず夜寝る前の生活を見直してみると良いかもしれません。

寝る前のスマホダメですよ〜〜〜〜〜