2024.09.03

何でもかんでも遺伝のせい?

老化のスピード、寿命は遺伝なんでしょう?と疑問に思いませんか?

実はよく聞かれることなのです。

もし、遺伝子が寿命を決めているのであれば、一卵性双生児の兄弟や姉妹は同じ日に

死ななければいけません。死亡年齢が近くなる双生児もいますが、基本はバラバラです。

男女の平均から約25%で、遺伝子の責任が約3割と考えられます。つまり、その他の環境要因が

7割近くを占めており強く影響することが示されているのです。

事故や病気、居住地、喫煙歴、飲酒歴などの生活習慣が一般的な環境要因ですが、

カロリー制限をして・・・といっても過食を避けるということですが、生き物の寿命が伸びるつまり、

老化のスピードが遅くなることが示されました。アカゲザルで実験されて報告されたので、

もちろん我々人間にも外装できると考えられます。『じゃあ、もうご飯食べない!そして若くなりたい』

というのは、ダメな内容です。基本的には太り過ぎの方を対象にしていると考えてください。

寿命は動物種で異なりますが、体の大きい動物ほど長生きの傾向があります。例えば・・・

ホッキョククジラは211年、ゾウガメ177年、人は122年(最長寿命)と人は例外的に長生きなのです。

ちなみに、同じ人でも国民総生産(GDP)と寿命の長さが相関するという現実があります。

先進国では平均寿命が長く、発展途上国では平均寿命が短いのです。生活する国によって

寿命が異なることについてはなんだか考えさせられます・・・