みなさん、こんにちは。

外来では患者さんが、いろいろな悩みや相談を目的に受診されます。

お腹周り（腹囲）が急激に増えて・・・と心配されて来院された方がおられました。

私は常時膨らんで（BMIも見た目も肥満）いますが、患者さんが急激に膨らんだということになると精査が必要になります。

毎年約8,000人が罹患（りかん）するといわれている卵巣がんは、ほとんど自覚症状がなく、気づいたときには進行している

可能性が高い病気の一つです。おなかの張りなどの症状で「なんか変だな」健診のタイミングで腹囲の急増などがある際は、

腫瘍が大きくなっている場合が多いようです。

私は産婦人科専門ではないので、治療経験はありませんが、子宮頸がん検診を受ける際に内診と超音波検査を合わせて受ける

ことをお勧めしております。検査で卵巣に腫瘍が見つかっても、卵巣にできる腫瘍は悪性である可能性は１０％程度であり、

約９０％は卵巣がんではありません。

当院でのCT検査で産婦人科系の腫瘍が疑われ、専門のDrにご紹介させていただいた患者様は開業から6か月で5名程度

いらっしゃいます。なかなか産婦人科に受診がしにくくて・・・とお話になる方もおられます。

当院に限らず、まずはご自身が受診しやすいクリニック・病院に受診をして、超音波検査やCT検査を行ってから

専門医に紹介いただくとスムースな診療につながるのではないでしょうか。

そのためにも、普段から近所の話しやすい医者を見つけておくことも大事ですよー。