2026.04.18

大笑いを!

学校では新入生を、会社では新入社員を迎える時期です。ともに”若芽”です。「おめでとう」と言う言葉があちこちに飛び交います。もうそろそろ落ち着く時期ではありますが…お祝いする方も、”ありがとう”と答える方も顔がほころんで、周囲の人たちにも笑顔が広がります。4月は思えば1年のうちでは最も笑顔の多い月と言えるかもしれません。ですが、普段の私たちは、あまり笑うと言うことをしないのではないでしょうか。大きな声を出して笑った後には、それまでモヤモヤとしていたものが急に吹き飛んで、妙にすっきりとした気分になったことを経験している人は、少なくないと思います。どんなに高価な薬でもこんなに即効性のある薬はまずないと言っていいのではないでしょうか?笑うと言うことは、人間にしか与えられていない特権なのに、うまく利用しない手はないと思うのです。腹を抱えて笑うような大笑いをすると、お腹がよじれるほど痛くなる事があります。これは、笑うことで胃腸の運動が急に活発になるからです。時々でも大笑いすれば、それがサボりがちな胃腸運動に”活”を入れることになります。つまり笑いはよく効く”整腸薬”にもなります。笑いには、胃腸運動を促進させるような力学的作用のほかに、自律神経の緊張緩和作用があります。これは大笑いではなくても顔がかすかにほころぶような、小さな笑いでも備わっている作用なのです。会議や試験などで咳払い一つできないような雰囲気が長時間続くと、胃のあたりがキューと痛くなったり、動悸がしたり、息苦しくなったり、胸が痛くなったりします。これらの症状は強度の自律神経の緊張によるものなのです。こんなときにわずかな笑いでもあれば、その場の雰囲気は一変して、和やかなものになります(試験中はダメですが)。自律神経の緊張が緩むことで一息つく事ができるのです。笑いは笑いでも冷笑とか嘲笑ではダメです。心から出る無邪気な笑いでなくては自浄・他浄作用は期待ができません。「一怒一老、一笑一若」と言う言葉があります。まさに笑う門には福来るですね。