2026.02.21

寒細り(かんぼそり)に注意!

沈丁花の葉の間から、冬芽が小さな頭を突き出しています。近頃、少し膨らみが増して来たようにも感じる今日この頃ですが、あの甘くて早春を思い出させる香りをこの芽の中で着々と製造しているのかなと思うと、なんとなく春が待ち遠しくなります。あと何日か経つと春の日差しを受けて沈丁花の花が開いて、甘い匂いを当たり一面に漂わせてくれるのでしょう。「この頃少し痩せて来たようで…」という患者さんは季節を問わずいるものですが、冬の間はあまり多くないのが私の印象です。古来から”夏やせ寒細り”ということがいわれています。体を覆っている皮下脂肪はあまり熱を通さ無い。したがって、皮下脂肪の厚い人は、常に厚いオーバーを着ているようなものと言えます。暑い時期にこの厚手のオーバーを着込んでいてはいくらなんでも蒸れてしまいます。そこで、体温を正常に保とうとすれば、皮下脂肪を薄くするのがいいことになります。自然流に生活していれば、夏は皮下脂肪は2mmくらい薄くなります。体表面積から考えると大雑把に1.5平方メートルとすると、皮下脂肪が2mm薄くなれば、約3kg体重が減ることになります。その上、暑さのために多少でも食欲低下してくれば体重は落ちてくるのです。こう考えれば夏やせがどうして起こるのかがそれなりに理解できます。しか〜し、寒細りは・・・納得でき無いのです。寒い冬の間は体を保温するうえから、皮下脂肪は増えて、体重は増加するばかりです。寒細りと言われたのは昔は、冬には栄養のある食料が十分に入手できずに太れなかったからなのかもしれません。今日のように食べ物が豊富にある時代に寒細りが見られるとすれば、太っている人にではなくて、痩せている人に見られるはずです。痩せている人は皮下脂肪が薄いので、冷えまいとすれば体の中でうんと養分を燃やさなくてはいけません。それだけ多くのエネルギーを消耗することになります。そこで痩せた人ほど、寒い間は栄養価の高いものをたくさん食べて、余分に使ったエネルギー分を補給しなければなりません。太り過ぎも困りますが、痩せすぎも困ります。寒細りになら無いように心がけなくてはなりません。春はもうすぐそこまで来ています。ちなみに、今日は私の誕生日です。48歳です!