寝違えは痛いよ~
朝起きた時に「痛ててて・・・」となったことありませんか?首が痛くて動かせない(涙)。
このような症状を「寝違え」「スジ違え」と読んでいます。寝ている間に頸椎の筋肉がたまたま
炎症を起こしたり、寝返りを打った時に頸椎の後ろにある椎間関節や筋肉が捻挫することが原因
とされます。寝ているときだけではなく、昼間にも小さな段差を踏み外したり、後ろを急に
振り向いたりしたときに捻挫を起こして軽い捻挫でも炎症が起こって痛みがさらに強くなるのです。
この痛みは長くても数日のうちには痛みが少なくなって、いつも通りになることがほとんどです。
治療には消炎鎮痛剤のシップや塗り薬を使って、痛みが強い時には消炎鎮痛薬の内服薬を服用
してください。一刻も早く痛みを和らげたい場合は筋肉を緩める薬やトリガーポイント注射
(筋肉が硬くなっている場所に注射する治療)も効果的なのです。希望される方は申し出てください。
痛いなと思っていても痛む方向にゆっくりと動かすことで、こわばった関節や筋肉がほぐれていきます。
2週間以上痛みが続く場合は神経痛の可能性がありますので整形外科を受診した方がよいでしょう。
大事なことは、安静にすべきか?とよく聞かれますが、痛みが強烈であれば多少安静が必要です。
でも安静にしすぎるのもダメなのです。少し痛みを感じる方向にゆっくりと動かすべきなのです。
でも無理はダメです。可能な範囲で動かすのがポイントです。湯に浸したタオルで痛みを感じる部位を
温めて筋肉をほぐしながら血行を良くして体操をするのが良いでしょう。
私はせっかちなので、ドライヤーで首を温めながら痛い首を動かすようにします。
人それぞれやり方は違いますが、何となく動かさないのはダメということはお判りいただけましたか?