新年度が始まった
4月から新生活!という方も少なくはないはずでしょう。かく言う、入谷家の長男も看護学校に入学
しました。果たしてどうなることやら…心配です。皆さんは毎日どのような手段で通勤や外出をされて
いますでしょうか?毎日の移動手段と健康管理との関係を明らかにした、英国で26万人以上を対象の
5年間にわたって通勤手段と心血管疾患やがん、全死亡率との関係を調査したデータです。論文報告は
2017年で古いのですが、一流医学雑誌のBritish Meidical Journal(BMJ)に掲載された報告です。
この研究では参加者を徒歩通勤、自転車通勤、車や公共交通機関での通勤の3つのグループに分けて
調査しております。そうすると、自転車通勤のグループは心臓血管疾患、がん、全死亡率のいずれにも
リスクの低下が見られ、全死亡に至っては24〜41%の減少を認めたのです。徒歩通勤では自転車通勤
ほどではないものの、心血管疾患の発症リスクが低下しました。歩いた方が良さそう!とか通勤時間にも
よるじゃない?とか色々疑問は出てきますが、とにかく自転車推しなのです。
スポーツジムにエアロバイクがあるように、自転車は有効な有酸素運動です。運動が億劫な人でも
座ったまま楽に行えて、腰や膝などにトラブルを抱える方にも負担が少なくお勧めです。自転車通勤が
難しい場合は、通勤の一部に自転車を利用するだけでも効果が期待できます。
新型コロナウイルスのパンデミック以降、公共交通機関での通勤や外出控えなどがあり、自転車での
移動が注目されています。金沢市内の至る所にあるまちのり公共シェアサイクルは、なかなか優れもの
だと思います。自転車はウォーキングに比べて太ももの筋肉を鍛えるのに有効で、中高年の運動不足解消
にお勧めです!。ちなみに長男は石川県内ですが、自宅から徒歩で12時間27分、電車で1時間45分、
自転車で2時間39分の距離を通学します。自転車で通うと競輪選手になりそうですね。笑