2024.03.04
春なのに・・・
昨日はひな祭りの日でした。暦の上ではかなり春に近づいてきました。
ですが、寒い日があってまた暖かくなってを繰り返すうちに本番の春到来となります。
三寒四温ともいいますね。このような時期には血圧が不安定となります。
冬の間は特に夏に比べて収縮期血圧(上の血圧)が10~20mmHgほど高くなります。
原因は2つあるといわれております。
①寒さによる一時的な影響です。
暖かい場所では血管が拡張していますが、寒さに反応して血管が収縮してしまい
血圧が上昇するのです。寒暖差が大きいほど血圧は変動します。
この時期特に注意ですよ。
②冬の生活の長期的な影響です。
冬は忘年会、新年会など会食の機会が増えることに加えて、食事も塩分が過多になりがちです。
屋外での散歩の機会も減ってしまいます。このような生活習慣の変化が血圧を上げてしまうのです。
血圧の変動幅が大きければ大きいほど、心臓や血管に負荷がかかりやすいので、血圧が下がったことで
喜んではいけません。急激に血圧が低下すると心臓や脳に血液を送り込むことができずに命にかかわって
しまう事態を引き起こしかねません。頭痛・ふらつきが頻繁であれば注意が必要です。
高齢者の方は血管のしなやかさが失われており、カチコチ血管をしていることが多いので、
血圧調整機能が低下し、生活習慣の変化の影響を受けやすいのです。
高くてもダメ、低すぎてもダメ、いい塩梅で良しとするためには、心配して悩んでいるよりは一度
ご相談いただけましたら幸いです。