2024.05.12

朝食抜きで血糖値スパイク

朝ごはんを抜くことで何が起きているのかを考えていきましょう。

エネルギー源である血中のブドウ糖は、食事をしていなければ不足しています。

脳は特にブドウ糖にしているので脳の回転が悪くなり、集中力や記憶力の低下に繋がるのです。

脳に関してはブドウ糖以外にもケトン体をエネルギー源にできるので、体脂肪を燃焼させて

エネルギー源にしようとします。中鎖脂肪酸のMCTオイルを朝食の際に摂取していれば、

効率よく脳のエネルギー源となるケトン体が肝臓で作られて、脳はフル活動できます。

前日の夕食以降、朝食を食べずに昼食を迎えると血糖値の急上昇が起きる「血糖値スパイク」を

起こしやすくなります。朝食を食べないので血糖値上昇のホルモンが多く分泌されることが原因です。

血糖値の上昇に伴って膵臓からは体内で唯一血糖を下げる働きのあるインスリンというホルモンが

ここぞとばかりに分泌されてしまいます。

余分なブドウ糖が脂肪として体内に蓄えられてしまうために体脂肪が増加します。また、インスリンの

はたらきによって血糖値の急激な低下、低血糖状態から食後の眠気や倦怠感、イライラ感が出現します。

また、血糖値症状のホルモンにはカテコラミンといった血圧上昇に働く作用もあり、朝食を抜いたことで

ストレスから血圧上昇をきたしてしまうという報告もあります。だから朝食は良いのです!必須です!

我が家の三人の子供たちは、朝食をしっかり食べておりエネルギー(ブドウ糖)は十分あるものの

脳の活動が低下しています(たぶん)。そのうちMCTオイルも食卓に出してくれというのではないかと

ヒヤヒヤしています(MCTオイルは高価です)。皆さんにはお勧めします。