インフルエンザワクチン
また、ワクチンの話かよ〜と思う方もおられるかもしれません。
恐らくそんなに私のブログは見られていないと思います。一生懸命書いていますが・・・
ある程度の年齢の方々まではインフルエンザワクチンって集団でうっていませんでしたか?
調べると1994年(私が高校2年生)までは集団でうっていたのです。現在は任意接種です。
なんで?と疑問になるでしょう。人によっては「効果がなくて副作用が多いと国が認めた」と
曲解される事もありますが、それは誤りです!!因果関係がないと言えないような有害事象
(うった人にとって副反応が出た)という報告が強調されたので、任意接種にせざるを得なかった
のです。その後に、日本の集団ワクチン接種は年に37,000〜49,000人の命を救っていた可能性が
あると指摘されたのです。まさにインフルエンザワクチン接種の光と影ですね。
ワクチンを打つことによって有害事象が100%避けられれば良いのですが、そんなことはあり得ません。
ワクチンを避けたい人の気持ちを否定するわけでもありません。2021年以降、新型コロナのワクチン
の接種も大きな社会問題になっています。インフルエンザワクチンも同じような歴史があるのです。
9月27日に記載したブログの中でインフルエンザワクチンの有用性は、地域・年度によって異なると
記載しました。Lancetという超一流の医学雑誌によると59%の有効率としていますし、厚生労働省は
ホームページで60%程度と記載されていますから、おそらくこの辺りなのでしょう。
わかりやすく言えば、ワクチンを接種しないで感染した人が100人いたとしても、もしワクチンを
接種していれば60人はインフルエンザにならなくて済んだという計算になります。
ワクチンをどうせうつなら100%防いで欲しいのはわかりますが、6割防いでくれるならばと考えて
見ても良いのではないでしょうか?ドジャースの大谷くんも6割は打てませんよ・・・
迷った場合はいりたに内科かかりつけクリニックへご相談ください。
接種希望の方は税込3,000円で接種可能です。