2026.03.06

漢方薬は飲みにくい?

昨日のブログの続きです。なんとなく漢方が身近に感じていただけたら幸いです。皆さん多くの方が誤解されているのは、「漢方薬=苦い・飲みにくい」という感想(思い込み)です。興味はあるけれど漢方薬って苦くないですか?という質問はよくされます。漢方薬は処方によって味が異なります。昨日も登場した桔梗湯、止まらない咳に処方する麦門冬湯のように甘みがあって内服しやすいものもあります。最近はトローチやゼリー、液体タイプなどの商品も市販されております。また絶対にそうかと言われるとそうでもありませんが、その処方が自分に合っていれば、美味しく感じるという漢方の不思議な法則もあります。たとえ苦味が強い漢方であっても、その患者さんの症状に合うものであれば、「苦いどころか飲みやすかったです」とか「おいしかったです」という反応が返ってくることもあるのです。ぜひ皆さんお試しあれ!飲み方でよく外来で言われることは、食事前って指定があるけれど、忘れてしまうわ…とのこと。漢方は食前または食間(食後2時間以降)の内服を推奨されているのです。これは、空腹時に内服することで薬の成分が吸収されやすく効果が高まるとされています。食後の服用に比べて、負担感と飲み忘れが多くなるのは事実です。どうしても忘れる!という方には朝食前の7時ごろ、そして寝る前の23時ごろ、そのちょうど中間の15時ごろ(おやつの時間)と決めて仕舞えば8時間の間隔があくので忘れにくいと思います。どうしても15時が忘れてしまうようであれば、朝1包と夕2包にしてしまえば良いのです。我々は1日総量が重要であると考えていますので何回に分けて内服するというのは正直どうでもいいのです。更年期障害の方、冷えといった慢性症状の方は、継続的な内服が重要なのでライフスタイルに合わせて飲みやすい設定を考え、飲み忘れを減らす工夫をすべきです。インフルエンザの時などで麻黄湯(まおうとう)が手持ちである時には、背中がゾクゾクしてきた時に風邪かも…と感じたらすぐに2包内服。その3時間後にまた2包さらに3時間後に2包といった具合に内服させることもあります。汗が出てきたら1包に戻しますが、ご自身の判断で行うことはお勧めできませんが、即効性を求めるのであればこのようなやり方もあります。