今日の話題は尿失禁。しかも殿方専用のお話しです。

男性に特異な尿失禁に「排尿後尿もれ」があります。これは、

若者から中高年層まで多くの男性が経験しており、大変不愉快です。

症状は、おしっこをした後に、おちんちんをパンツにしまった後、また、

しばらくして椅子に座った時に、外尿道口から尿が自然に漏れるものです。

殿方は「あ〜〜〜」とご理解いただけるのではないでしょうか。

この尿もれの程度は、様々で下着が湿っぽい程度からパンツが濡れてシミがつく程度

までの人が大部分なのですが、中にはズボンまで濡れてしまう人がいます。

私はそんなことないよ〜と言いたいところですが、あります。いつもではありません。

最初は前立腺肥大のためかなと勝手に想像していたのですが、調べると・・・

25〜50才の健康男性の実に2〜３割の人に認められます。年齢を重ねると排尿後尿もれの

経験者は増加して、50歳以上の前立腺肥大症では７割弱の患者さんに認められます。

ほとんど毎日漏れるという常習者の方は２割程度いらっしゃいます。

この尿もれのメカニズムですが、尿道の筋肉の活動不調により、排尿後尿道内に尿の

停滞（尿道内残尿）が発生してしまい、それが自然に漏れてしまうのです。

この残尿は尿道の奥の方にあるので、チンチンを振っても十分に出てこないのです。

排尿した後に、玉（陰嚢）の後ろを手指で押すことで、尿道を圧迫することができるので

残尿が出てきます。それを紙で拭いてしまえば解決します。

今日からの生活のご参考になれば幸いです。