2024.05.23
睡眠時無呼吸症候群
昨日のブログの続きです。
私のような肥満者は、4倍ほど無呼吸のリスクが高く、無呼吸の可能性のある人は
睡眠時の状態をチェックするスクリーニング検査を行うことで、無呼吸の恐ろしさを
実感してしまうことになるかもしれません。
スクリーニング検査では、酸素飽和度と呼ばれる指標があり、100点満点で血液の中に
どれくらいの酸素が満ち足りているのかを示す指標となっています。
無呼吸の状態だと酸素を取り込めないので、必然的にこの数値が下がってしまいます。
普通に生活している中ではほぼ100点に保たれていますが、病院では90点を切ると
酸素の投与を必要とする事が多くなります。
いざ、スクリーニング検査をすると睡眠中にこの酸素飽和度の数値が70点台まで低下している
ケースも珍しくなく、70点ということは重篤な肺炎になっており人工呼吸器が必要なレベルの数値で
あります。もちろん寝ている間ずっと70点というわけではないのですが、寝ている間にそのような
ことになっているなんて恐ろしくないですか?
いびきのメカニズムも、太っていて首周りの皮下脂肪が皮下脂肪が気道を圧迫していることが
多いのですが、逆に太っていなくても痩せ型の女性でも顎が小さい場合でもいびきに悩まされる事も
あるのです。肥満の方であれば減量することで改善する事もありますが、家族にいびきがうるさい、
呼吸が止まっていると指摘された方は、早めにご相談ください。もちろん、日中の眠気も要注意です。