2026.04.29

糖尿病、悪化させる前に!

昨日の話題に引き続き糖尿病です。血糖値って高くても自覚症状はないことの方が多いのです。糖尿病の恐ろしさは10年、15年と時間をかけてゆっくりと進行し、合併症を引き起こしてある日突然、心不全や脳梗塞を起こすなど初めて症状として出現するのです。糖尿病のサインは、データ(検査の数値)でわかることが多いと思ってください。つまり、健康診断で血糖値が少し高めですね〜となれば、かなりヤバめと思ってください(すぐにご相談ください)。血糖値以外にも、血圧が高い、LDL(悪玉)コレステロールのいずれも高い人は、自覚症状がなくても血管はダメージを受けていると思った方が良いでしょう。また、腎臓の機能を示すeGFR(イージーエフアール)は加齢とともに低下するものですが、糖尿病だと急激に低下するのです。また、金沢市のすこやか健診で導入された「FIB-4 index」は肝臓の硬さを推測する指標なのですが、糖尿病発症前からサインとして重要視されつつあるようです。これらの数値を見て「あ〜今年は良かったor悪かった」だけではなく、ぜひ昨年、一昨年と比較してどんな推移なのか変動なのかを見てみてください。たまにいらっしゃるのが、毎年違うところで健診や人間ドックを受けておられる方、比較が困難になります。是非、浮気せずに決まった医療機関で受けましょう。日本人は健診で測る空腹時血糖値は正常であっても、食後血糖値が高い「隠れ糖尿病」の人が多くいます。隠れ糖尿病を早期発見するには、「食後血糖値」を病院で測定するか、自分で血糖値の変動を測定、記録可能な持続血糖測定器(リブレ)などの使用(インスリン治療をしていない方は自費診療となります)して血糖を把握するのも実にためになる経験となります。私も昨年リブレ2で2週間体験してみましたが、この時間にこれを食べると、こんなにも血糖値が上昇するのかと驚くこともあり、逆に野菜を食べてこんなに食べても血糖値が上がらないのだと理解することもありました。糖尿病は生活習慣病ですが、遺伝的な要素が大きく親や親族に糖尿病の方がいる場合、糖尿病の家族歴がない人と比べると糖尿病になる確率が高くなります。遺伝の影響は3〜4割と言われ、残りは食事や運動などの生活習慣が関与しているのです。身内に糖尿病がいないからといっても安心はできません。生活習慣の中で食事や運動不足などがどれくらい糖尿病のリスクとなるかは個人差があり、生活習慣を変化させることは困難なのです。オススメは生活習慣改善を今より少しだけ変えるということ。例えば、夕食の時間を早めたり、夕食の量を少し控えめにしたり、夕食後少し体を動かしたりするなどはいかがでしょうか?もちろん、犬の散歩を日課にする、夫婦・親子で一緒に体を動かす、友人・知人と運動する、手っ取り早くジムに入会するなどの強制力に縛られるのも良いかもしれません。