糖尿病のおさらい
昨年の1月25日にも糖尿病は完治しない病気であることを説明しました。そもそも、糖尿病ってなんですか?という人は少ないと思うのです。テレビやインターネットで日常的に取り上げられているし、身近に糖尿病と診断された人がいるという方も少なくないでしょう。そうなのです。身近である病気なのですが、一方糖尿病のことを正しく説明できる人はそれほど多くおいでません。まず、糖尿病と付き合うためにはどんな病気かを知ることから始めてみませんか?簡潔に申しますと血液中のブドウ糖が慢性的に過剰になっている状態のことを言います。健康な人の場合、食べたり飲んだりして体に入ってきたブドウ糖は、体中の細胞でエネルギーとして使われるので過剰になることはありません。それは、膵臓からインスリンというホルモンが分泌されて、細胞内に血糖が取り込まれるので支障はないのですが、インスリンが分泌されなくなったり、インスリンの働きが悪かったりするとブドウ糖は血中に残存し過剰状態となるのです。これが糖尿病のメカニズムです。日本で圧倒的に多いのは約95%を占める2型糖尿病と言われています。皆さんの健康診断でもお馴染みのHbA1c(へもぐろびんえーわんしー)と空腹時の血糖値で当院は判断させていただいております。精密検査になると、食後2時間の血糖値やインスリンの分泌状態、75g経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)が追加されます。来院して一発の検査だけで糖尿病と確定するのは困難で、否定もできなければ「境界型」として予防を心がけていただくようにお話しさせていただきます。当院、糖尿病看護認定看護師1名と糖尿病療養指導士2名が在籍しているのでなんでもお尋ねください。食事・運動療法の相談もお気軽にしてくださいね。ちなみに、ご自身の健診結果を見て下さい。境界型つまり糖尿病予備軍の方のHbA1cは6.0~6.4%で空腹時血糖で110~125mg/dlです。