糖質制限に思う
皆さんはダイエット目的や治療目的で糖質制限を行ったことがありますか?実は我々日本人にとって厳格な糖質制限を長期にわたって維持することつまり、肉類を主体とした糖質制限食を受け入れることは困難な方が多いように思います。毎日肉食を続けると、体は麺類などの炭水化物を欲します。お酒の後の締めのラーメンをいただきたくなるのも同じ理由です。糖質制限をしているとビールも日本酒もダメです。焼酎やウイスキーなどは残留糖質が少ないのですが、アルコールも炭素と酸素と水素から構成されている炭水化物なので厳しく言えば蒸留酒も厳密には摂取できません。さらに、そばやラーメンも食べられないとなれば相当キツイ合宿のような毎日になります。定食屋さんに入って注文すれば必ずライスがついてくるなどのありがたい潜在的な社会制限によって様々な状況で食事方法を遵守しなくてはならないのです。しめのラーメンの話は以前ブログでも登場しました(2024年12月14日)が、人は糖代謝よりもアルコール代謝を優先にするので、食事由来の炭水化物の分解が遅れることで、炭水化物の分解が遅れ、炭水化物をもっと欲してしまうのです。酔っぱらうと運動量が増加して筋肉内でのグルコース消費量が減ることも一因と言われています。話を元に戻すと、糖質制限は米国の心臓病専門医であるロバート・アトキンスが提唱した食事療法なのです。炭水化物の1日の摂取量を20g以内に抑えて、その分タンパク質と脂肪の摂取量を増やすことにより、脂肪がエネルギー源として常に消費され続ける状態に誘導するダイエット方法なのです。アトキンスは「肥満の原因は炭水化物にある。炭水化物摂取を制限する代わりに、肉、魚、卵、ステーキ、バターのようなタンパク質と脂肪が豊富な食べ物は自由に食べても構わない。ただし炭水化物が多いものは可能な限り避けなさい」と推奨したのです。ですが、提唱者のアトキンスが心臓発作を起こしその後転倒により急死したことにより流行は衰えたのです。日本でも作家の桐山英樹さんが心不全で亡くなりましたが、糖質制限ダイエットが原因で心不全を誘発したのではないか、ダイエットが関与したのではないかと噂されました。関与していた可動かは不明ですが、実践していた人たちにとってはバッドニュースだったに違いありません。難しいですね。