老けて見られたくない!
私事ですが、先月で46歳になりました。46歳と言えば、俳優の長谷川博己や
市川海老蔵、歌手のコブクロの2人、お笑い界ではピースの綾部、パンサー尾形、
山ちゃん、占いの島田秀平(全員敬称略でごめんなさい)などがおられます。
みんな芸能人だから若いよねぇと納得することにしております(笑)。
同じ年齢の人でも若々しく見える人と、老けて見える人がいます。実際の年齢を
聞いて「あっ!そ・そ・そうなんですね・・・」と返答に窮した経験をお持ちの方も
多いのではないでしょうか?
老化のキーワードとして「酸化」と「糖化」です。
酸化は、リンゴの皮をむいてそのままにしておくと茶色になる現象です。ワインを放置
しておくと酸っぱくなるのも同様です。人体の酸化は呼吸によって取り込んだ酸素が
エネルギーに変換されて水と活性酸素を排出されます。この活性酸素が参加の原因です。
一方の糖化は、フライパンでホットケーキを焼いてしばらくして裏返したときに、
こんがりとキツネ色になる現象を糖化といい、糖化によって変性したタンパク質を
AGE(終末糖化産物)と呼んでいます。AGEが体内で増えることでコラーゲン線維に
AGEが橋渡しをしてしまい(架橋かきょうをつくる)、コラーゲンが変性・劣化し硬くなるのです。
「糖化」と「酸化」の悪のブラザーズによって動脈硬化が進行されます。
糖化は血管を老化させて弾力を失わせてしなやかさを失わせ、血圧が高くなります。
高血圧になると、血管の内皮細胞が傷つきやすく、そのキズに異物が入り込み
アテロームというコブをつくります。これが動脈硬化であり、アテロームをつくる異物が
酸化した悪玉コレステロールなのです。このコレステロールの酸化は活性酸素により行われます。
今日の話はかなり複雑ですよね。説明が悪くてすみません。実は医学部の病理学で習う内容です。