2024.12.06
膀胱炎は予防できます
特に女性の方に多いのですが、「先生、またなっちゃった・・・」と外来を訪れます。
強い尿意や排尿時の痛みなどが見られたら膀胱炎が怪しいのです。
医学的には急性膀胱炎と慢性膀胱炎があります。一般的に膀胱炎といえば急性膀胱炎を
刺すことが多く、原因は主に大腸菌などの細菌が尿道をさかのぼり暴行で繁殖して炎症を
起こします。症状としては尿意が強くなること、尿を出し終わった後も残尿感があること、
排尿時に痛む、尿が濁ったり臭かったりすることなどです。
症状がさらに悪化すると菌が腎臓内にある腎盂(腎盂)という期間まで遡り腎盂腎炎という
病気を引き起こしてしまうのです。腎盂腎炎は高熱と腰部の強い痛みを引き起こします。
発熱外来にも紛れてしまうことがあり、診断に遅れてしまいがちです。
原因菌である大腸菌は水洗便座の使用を注意しなくてはいけません。さらに公衆トイレで
使われるようなトイレットペーパーはちぎれやすくて尿道付近に繊維を残しかねません。
その繊維に菌が繁殖してしまうのです。用を足した後に後ろから前に拭かないのはもちろん。
抑えるように拭くことをお勧めします。普段から水分をたくさん摂ることが予防にもつながります。
特にお酒を飲んだ翌朝は、軽度の脱水状態になりますので尿が出にくくなり注意が必要です。