血尿
昨日は私の経験を書いてしまいましたが、偏った意見なので中立的に書きます。笑
赤い尿はいわゆる血尿です。血尿は血液が混じったもので、しばしば膀胱癌などの尿路系の
腫瘍の発見の手掛かりとなるので要注意なのです。←だから私は焦ったのです。
尿路結石や膀胱炎などでも血尿になります。また、肝臓の機能が悪く、本来であれば
胆汁として十二指腸から排泄されるビリルビン色素が、大量に尿中に出た場合、濃い赤褐色になり、
しばしば血尿と間違えられます。この場合も尿の泡も赤褐色になるのが特徴です。
皆さんが想像する、真っ赤なオシッコは肉眼的血尿と呼ばれます。
出方が最初から最後まで全部の尿が赤い血尿の場合は、腎臓または膀胱に病気があります。
最初の出始めの尿が血尿の場合、排尿の終末時に血尿がでる場合は、尿道や膀胱の出口に
病気があると考えられます。出血量が多ければ、血液の塊ができてそれが膀胱の出口に塞がってしまい
膀胱に尿が貯留して排尿できなくなることもあります(膀胱がパンパンになります)。
血尿の原因となる病気は、腎臓・尿管・膀胱のがん、結石及び膀胱炎などの尿路感染症です。
私が恐れた膀胱癌は、40歳以上の男性で痛みを伴わず、すぐ止まる、繰り返す血尿の場合が多いらしいです。
また、便秘症のお薬やアロエを食べた後に真っ赤な尿が出てびっくりすることもありますが、
顕微鏡で見ても赤血球(赤みの原因)は見つからず、血尿でないことがわかります。
見た目ではわかりませんが、潜血を認めることもあります。大部分は良性ですが、特別な治療は不要のことが
多いようです。まれに400人に1人は膀胱癌が見つかることもあるようです。
詰まるところ、血尿は尿の通り道に何らかの病気があることを知らせる警告の赤信号なのです。