認知症とどう戦うか?
高齢化率とは65歳以上の人が総人口の何%を占めるのかという数字です。日本は高齢化率がね〜という話題、聞いたことありますよね?1970年に7%だったのが、1994年に14%、2024年には29.3%。つまり3人に1人は高齢者という時代なのです。高齢化に伴い問題になるのが認知症。認知症の前段階にある軽度認知機能障害(MCI)を含めると2022年には65歳以上の約3人に1人は認知症と推定されているのです。認知症の中でも最多のアルツハイマー型認知症は67.6%を占め、血管性認知症は19.5%を占めています。アルツハイマー型認知症はアミロイドβの蓄積と遺伝子が関与していることがわかっています。遺伝的な素因が多ければ人種間で比較したら多いのでは?と思いませんか。ですが、発症率を比較すると認知症の発症率が高い人種はアフリカ系、アメリカ先住民、太平洋系、ラテン系、欧州系、アジア系となっています。つまり日本人は本来であれば認知症に強い人種なのです(はずです)。じゃあ、どうして?と疑問に思いますよね。それは環境要因なのです。一方の欧米特に北欧のスェーデンでは約10年間に男性の有病率が6割低下し、英国では20年間に男性の有病率が4割、女性が2割低下しているのです。米国は約30年間で発症率が44%、仏国では約10年間で女性の発症率が4割低下したのです。じゃあどうして日本では増え続けているのか?肥満の人の増加です。血圧、血糖、脂質も基準値を超えたメタボリック症候群になると全て正常な人と比較して認知症の発症率は6倍以上高くなるのです。九州の福岡県久山町で現在も研究が続けられている、、久山町研究で糖尿病の人はそうでない人と比較すると、アルツハイマー型認知症の危険が2.1倍。血管性認知症も1.6倍と高いことがわかったのです。インスリンにはアルツハイマー型認知症の元凶であるアミロイドβを分解して神経細胞をも守る働きがあるのですが、内臓脂肪が貯まるとインスリンの効き目が悪くなるのです。つまり神経細胞の保護活動ができないのです。インスリンは膵臓のみならず脳の一部でも作られています。脳のインスリンは記憶と学習に関与しているので、脳でインスリンは記憶と学習に関与しています。だからこそ、脳でインスリンの効き目が悪くなれば、記憶力が低下してもおかしくないですよね?!