走って爽快!?

今年も金沢マラソン2025が来月10月26日(日)に開催予定です。出場ランナーの皆さん、頑張って
ください。そんな皆さんに限らず最近は50m道路(県庁前の道)を走っている人を見かけます。
何の道具も要らず(シューズは要ります)、手軽にお金をかけない健康法として、ジョギングを
日課にしている人はとても多いように思います。私は、予定の訪問診療がない日曜日はなるべく歩く
ようにしていますが、走りません。というか走れません。重い体を支える膝の叫びが聞こえるからです。
ですが、一般的にはジョギングは運動不足になりやすい現代人にとって、肥満を解消する方法として
広く行われています。東京では皇居の外周道路はジョギングサラリーマンで渋滞するようです。
もともと体育が2か3しか付いたことがない私は、なんで毎日好んで走るのか不思議でなりません。
小学校の時のマラソン大会、運動会、中学校の体育祭などスポーツを強要されることにいつも、疑問に
思っていました。義務教育の体育なのだから仕方ないのですが、高校の時に鉄棒、平行棒をやらされた
時には、本気で死を覚悟しました。スミマセン。脱線しました。ジョギングに話を戻します。
ジョギングをやっている人たちは、走り終わった後に、どんなに苦しくてもまた走りたくなるそうです。
走って苦しくなると、その苦しさを緩和するために脳内でエンドルフィンという物質を分泌します。
この物質は化学構造が麻薬のモルヒネと非常によく似ているので、習慣性があると言われています。
つまり、走って苦しくなると、その次に妙な爽快感が出てきて、走り終わった後の達成感と相まって、
病みつきになるそうです。なるほどね~、つまり薬物中毒と似ているのですね・・・
まあ、麻薬を注射しているわけではないので、違法でも何でもありませんが、爽快感と達成感が欲しくて
無理してしまう可能性があるのです。ジョギングの創始者ジム・フィックスは52歳でジョギング中に
心筋梗塞で亡くなりました。身体をとことん追い詰める健康法は、はたして健康法なのか?と疑問に
思うのです。