足し算はできるけど引き算はね〜
みなさん薬の多さを気にしたことありますか?
特に総合病院に通院している方で3つの科以上に通院している方は要注意ですよ
医者は基本親切だと信じています(私ほどではありませんが笑)。そうすると良かれと思い
薬を相談されるたびに増やしていくことが多い傾向にあるのです。それが年数を経るに従い
どんどん増えていきポリファーマシー(多剤を服用している状況)となってしまいます。
ポリファーマシーについては、5月14日のブログに書いてあります。ご参照ください。
そして人の良い先生たちは薬剤を減らすことに抵抗を感じます。自分が処方したのにも関わらず。
だからどんどん足し算されていくのです。大学の時に診た最高記録は23剤内服していました。
すごくないですか?内服する方つまり患者さんは医者が飲めというならば内服しなくてはの一心で
内服しますが、処方している医師に罪悪感はないのでしょうか?現在施設の嘱託医をしていますが、
なかなかすごい処方を継続してきた方もおられます。頻繁に採血できるわけではないので
そろりそろりと減薬つまり薬の引き算をするわけです。圧倒的に減薬が難しいので腕の見せ所です。
私が所属していた金沢医大の高齢医学科は比較的そのようなことを入院時にする機会があり、
併診(その患者さんが通院していた科)の先生と連絡をとり減薬をする機会がありました。
私は薬の引き算が大好きです。実際に薬を大幅に休薬すると元気になられる方も多いのに驚かされます。
かといって、いろいろな病院(クリニック)にかかっている状況では勝手に減薬できません。
かかりつけ医に相談する必要があるのです。今こそ命を守ってくれるかかりつけ医に出会いましょう。
ちなみに我が家のポンポンちゃんも引き算が得意なんです。かなり教え込みました。
1001−1000は?「ワン!」のように出題が間違えなければ正解率は100%です。
個人的にはポンポンを大谷さんのデコピン以上に有名にさせたいのです・・・
始球式やらせてくれないかな・・・