野菜と果物
毎日たくさんの種類の野菜と果物を食べましょう!これは昔からよく言われていることです。
生活習慣病の予防のガイドラインの食事療法の項目を見ても、必ず「野菜と果物をよく食べましょう」
と書かれています。スーパーでも必ず入り口に設置されていますが、人は言うほど野菜と果物を
買わないのでしょうか?そして食べないのでしょうか?入谷家だけではないはずです。
果物には糖分が含まれていて糖尿病や予備軍の人にはよくないよね〜と言う話があります。
果物には確かに糖分が含まれています。でもその党は自然糖で、人工的に付加された糖分、加工糖
ではありません。体に良くないのは加工糖であって、自然糖を含む果物を多く摂る人は糖尿病の
リスクが低いと言う研究結果が出ています。しかも、糖尿病のみならず高血圧症のリスクも低く、
心臓や脳の血管の病気にかかりにくいのです。最近はブドウ糖指数(Glycemic index:GI)で食品
を選ぶ人もいます。スイカやブドウはGIが高いからね〜と糖尿病や予備軍の人にはよくないと言う
意見もあります。実は血液中のブドウ糖が上がるかどうかの影響については、GIよりもブドウ糖
負荷量(Glycemic Load:GL)が正確と言われています。実際のところ、スイカやブドウに含まれ
ている炭水化物の量は少なめなので、GLは低いのです。一般に丸々1個の果物は食後に食べることが
多いと思いますが、消化と吸収に時間がかかるので、我々の食欲を満たしてくれるのです。
ケーキやキャンディ、清涼飲料水など砂糖が添加された加工食品は、消化と吸収が素早く起きるので、
食欲を満たすことなく処理されるのです。GIが一般的になりつつあるなか、GLという概念もあると
いうことは覚えておいても損にはなりませんよ〜