2026.02.08

高尿酸血症の患者さん

生活習慣病の中でも高尿酸血症の患者さんは、とにかく通院されなくなることが多い印象です。もちろん開院当初より通院されている方も多いのですが、発作時のみ駆け込みで来院されるパターンが多い印象です。痛風は、高尿酸血症によって関節などに溜まった尿酸の結晶が、白血球(バイキンを食べるだけじゃないんです)が処理することで引き起こされます。高尿酸血症は、尿酸が過剰に産生される、うまく排泄できない、またはその両方で血液中の尿酸濃度が高くなることで引き起こされます。尿酸は、核酸の構成成分であるプリン体、皆さんもプリン体カットなどで見たこともあると思います。このプリン体の代謝により産生されます。プリン体を過剰に摂取すると代謝により尿酸が増えて、高尿酸血症や痛風を発症するリスクが高まるのです。プリン体は特に内臓類や魚介類に多く含まれていて、過剰摂取は血中尿酸値を上昇させる原因となるのです。100gあたりプリン体が200mg以上含まれているものを高プリン体食品と言います。極めて多い食品としては、鶏レバー、干物(イワシ)、白子(いさき、フグ、タラ)、アンコウ、太刀魚、健康直品(ビール酵母、クロレラ、ローヤルゼリーなど)が挙げられ、100mg中300mg以上のプリン体が含有されています。魚介類では魚卵と一括りにされる事が多いのですが、魚卵では100gあたりたらこは120mg、明太子は159.3mg、ウニは137.3mgでいくらは3.7mg、すじこは15.7mgでした。魚介類はカツオが211.4mg、マイワシが210.4mg、クルマエビが195.mg、まあじが165.3mg。です。プリン体の正体は旨み成分なので、煮干しだしやカツオだしなどの出しにも注意が必要です。もちろん魚卵を過剰に摂取してしまうのは良くないのですが、高尿酸血症の方のプリン体摂取量は1日400mg程度が推奨されています。上に示したように、すべての魚卵がプリン体多めでといわけではなく、誤った認識を正すべきだと思います。そして意外とイカやタコ、カツオ、イワシ、マグロにもプリン体が多いので適切な量に抑えるようにすべきであると言うことをお伝えさせていただきます。いつでもご相談くださいね。そして、通院してください。